Open Innovation 共創案件紹介
世界一の光吸収率を保有する高温耐熱塗料と多種多様なカーボンナノチューブ分散液
掲載会社:ナノフロンティアテクノロジー株式会社
<概要>
弊社では太陽熱発電用に高温耐熱用塗料を開発致しました。太陽熱発電は太陽光をミラーで反射しレシーバーに集光して熱を発生させ、その熱を使って発電する方法です。
集熱膜は常に700℃以上の高温に晒されているため、従来の塗料では劣化が激しく2年に1度のメンテナンスのための塗布が必要でした。
開発した特殊な高温耐熱塗料は、98%以上の光吸収率を保有し、従来の塗料よりも2倍以上の高温耐久性を保有しています。
<構造・性能>
集熱膜は耐熱性のある金属酸化物を固化した構造で、膜には無数の細孔が作成されています。この細孔が光吸収率を大きく向上させました。
光吸収率は既存のPyromark塗料よりも高く、850℃で3000時間の加熱試験後でも96%以上を保有しています。
このように高い光吸収率と、長期耐熱性を併せ持った膜は世界中でこの膜だけです。
今後、世界中の太陽熱発電所への導入を目指しています。
インクの量産、海外への輸出をご検討いただける共創パートナーを探しております。
高い耐熱性を保有しているため、高温下で使用される宇宙関連機器等、太陽熱発電以外の用途にも展開していきたいと考えています。
また本集熱膜は可視光域だけでなく長波長の赤外域の光も吸収するため、赤外・レーザー吸収体としての利用も検討しています。
<カーボンナノチューブ分散液>
弊社ではカーボンナノチューブ(CNT)を中心としたナノ原料の分散、複合材の開発も進めています。CNTは高い導電性、熱伝導率など様々な性能を保有しており、少量のCNT添加で大きく性能が向上した事例も多々あります。
単層、多層、どのようなCNTでも分散可能です。CNT複合材を検討されているお客様のニーズに沿ってCNT濃度を調整し、水系、溶剤系など、ほとんどの溶媒で分散液を作成致します。
<企業情報>
企業名称:ナノフロンティアテクノロジー株式会社
設立 :平成19年1月24日
拠点 : 東京都品川区大崎3-10-6-105
代表者 : 代表取締役 津田薫
URL :http://www.nano-frontier.com